キャンプに行けば、地頭が良くなり、心身ともに健康になる物凄いメリットがあります。
そしてキャンプの居心地は道具で決まっちゃいます。
皆さんが素晴らしいキャンプを経験して、キャンプにしっかりハマれるように、優れた道具選びのコツとキャンプのメリットを徹底的に掘り下げました↓
澄みきった空気に輝く星空。舞い散る雪。物悲しくも幻想的な冬の景色を堪能できるのが冬のキャンプの醍醐味です。
冬は寒いのでありえないと思っておられる方も多いようですが、冬ならではの景色を楽しめますし、人が少ないので設備も使い放題。経験しないなんてもったいない!ぜひとも子供にも経験させてあげたいですね。
楽しく安全に子供と一緒に冬のキャンプを楽しむためには、服装をどうすればいいのかという視点から考えてみました。
目次
冬のキャンプでも汗をかく子供にオススメの服装

私がいつも子供と過ごしていて思うのは、子供はとにかく暑がりで汗かきだという事です。家の中では冬でも靴下を脱ぎたがるしこたつにも入ろうとしません。
屋外では特によく動くので、すぐに汗をかいて上着も脱ぎたがるし手袋もいらないといいます。12月でも暖かい日には半袖で外出している子供を時々見かけることがあり「すごいな~」と思います。
ただ、当然ですが汗をかいた後しばらくすると急激に冷えてきます。うっかり放っておくと、最悪の場合は低体温症にもなりかねません。
子供は大人に比べて体が小さい割には表面積が多く、皮下脂肪が少ないために皮膚から熱が逃げやすいという特徴があります。
私は以前、軽い低体温症になったことがあります。寒い環境で長時間過ごしたからです。酷い倦怠感に襲われ、体を起こすことができませんでした。いくら布団をかけても震えが治まりませんでした。回復するまでに丸一日かかりました。もう2度とこんな経験はしたくないです(涙)。
子供の場合は、ついさっきまで暑そうにしていたのに顔面蒼白で唇も紫。ガタガタと震えていることも。特に小さい子なら自分で「寒い」と言えません。低体温症から守るためにも子供の顔色や様子を常に見て服装に気を付けてあげましょう。
子供を低体温症から守る為に、こちらが指標になります。
軽度の低体温症の症状 | |
体温 | 35度 |
神経 | 無関心・意識がはっきりしない |
心臓や血管 | 手足などの抹消の血管が収縮する |
呼吸 | 呼吸の量や化指数が増加 |
筋肉 | 激しく震える |
代謝 | 酸素・エネルギーの消費が増加 |
子供はただでさえ気温の変化に弱い上に、冬のキャンプは長時間屋外で過ごしますので気温の変化にさらされます。調節しやすいように重ね着させてあげましょう。
重ね着の基本は、
の3つです。
更に、手袋、マフラー(ネックウォーマー)、ニット帽、靴下等の防寒小物を活用しましょう。たとえ手袋一枚でもセーターを1枚着込むのと同程度の保温効果があります。これらは動き回る子供でもすぐに着脱させることができて大変便利です!
また、手袋は普段でも使えるようなニット素材のものや、スノーグローブ等があります。行き先が雪の可能性があるかないかによって決めましょう。
冬のキャンプ、子供の服装は汚れてもいいものを

自然いっぱいのキャンプ場。子供にとっては魅力がいっぱいです。大人にとっては何でもないような林や河川敷でも子供にとっては冒険の場。落ち葉、石ころ、棒切れは子供にとっては不思議な宝物です。
木片の下に冬眠するダンゴムシを見つけたりしたら、それはもう世紀の大発見です。きっと、棒でつついたり触ったりするでしょう。子供は本当に何でも触ります。いろいろなものを拾って集めます。そして、手が汚れたら服で拭きます・・・。


子供は地面の上に座ります。寝ころびます。何度「汚い、やめて~!」と心の中で叫んだことでしょう。

そして食べ物をこぼします。手に食べ物がついたら服で拭きます・・・。汚れても、アウトドアではすぐに洗濯機が使えませんしシミになってしまいます。
小さい子ならよだれをたらしますし、おもらしもします。冬のキャンプは体が冷えて、普段おもらししない子もしやすくなります。可能性のある場合は下着やパンツを余分に用意しましょう。
焚火や飯盒炊爨(はんごうすいさん)で火の粉が飛んで服に穴が開くこともあります。
アウトドアで子供に着せる服は、温かさも考えたいですが、洗濯もしやすくて汚れても諦めのつく服の方がよくないですか?汚れなど気にせず思いっきり遊ばせてあげたいですよね。一番いいのはある程度温かくて、扱いやすい服です。
具体的にはどういったものがいいのか考えてみました。
ベースレイヤー
温かくて安いといえば、おすすめはユニクロのヒートテックです。レーヨンが54%なので吸湿性に優れ蒸れにくいです。体から発する水蒸気を熱に変えて保温してくれます。ポリエステル42%なので丈夫です。
寒い屋外で過ごす子供には頼もしい味方です。子供はよく汗をかくので、着替えとして1、2枚余分に用意しましょう。

ミドルレイヤー
普段学校や室内で着用の服よりも、一段階温かい服をお勧めします。裏毛起毛のスウェットやセーター等。セーターはカシミヤやウールは洗濯に向かないので、コットンやアクリルで十分です。
また、一枚だけ厚手の服を着るよりも薄手の服を2枚着ると温度調節しやすいです。例えばカットソーの上にカーディガンを羽織る等。暑がりの子や、冬でも気温の高い日は2枚重ねすると便利です。
アウトレイヤー
温かさを最優先するならダウンコートです。ダウンは羽毛布団にも使われている素材です。冬の登山をする人々や南極探検の人々もダウンを利用しています。
ただ、ダウンはモノによっては家で洗濯できなかったり洗濯に弱いです。クリーニングに出すのは高くつきますし、洗濯表示をチェックして洗濯しやすい衣類を選びましょう。
どれも必ずしも購入する必要はなくお手持ちの服の中でよい服があれば利用するといいでしょう。また、あまり高くないか、高くても古くてシミをつけたり穴を開けたりしても諦めのつく衣類を選びましょう。



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冬の子供連れキャンプは焚火対策の服装を

冬のキャンプの魅力。それは家族で囲む火です。焚火、バーベキュー、飯盒炊爨(はんごうすいさん)。火を使う機会が多いです。寒くても、目の前にゆらゆらと燃える火があり、それを家族みんなで囲むのは心身ともに温かさを感じます。
火は人類の知恵であり、強さの象徴です。人は太古の昔より家族で火を囲み生き抜いて繁栄させてきました。家族で火を囲むことによって、改めて家族の絆や強さを思い起させてくれるでしょう。
小さな子供にとっては、ゆらゆらと目の前で燃える火はとても興味深く映ります。物が燃える不思議に目は釘付けです。しかし、火は熱く危険だという知識がなく、火を触ろうとする子もいるかもしれません。

屋外では、急に風が吹いたり風向きが変わったりしますので火の勢いも変わります。怖いのは服に火が移ることです。
火が服に移ると「表面フラッシュ現象」の危険性があります。「表面フラッシュ現象」とは生地の表面の羽毛に火が着き、瞬間的に火が走る現象です。そうなると大やけどは免れません。怖いですね。
表面に棉・レーヨン等の羽毛のあるものに発生しやすく、洗濯することによって表面が毛羽立ち更に発生しやすくなります。また、パジャマなどのゆったりした衣類は燃えやすく、フィットしたものは燃えにくいといわれています。
子供をやけどの危険から守るためには、なるべく燃えにくい素材を着せてあげましょう。もしも、燃えやすい素材の場合は常に目を離さず火に近づけないように気をつけましょう。
夜の明かりは、LEDランタンが便利です。火事ややけどの心配もなく、持ち運びも簡単です。小さい子供がいても安心して使えます。車やテントの中でも安全に使えます。
デザインもお洒落でまるで外国映画に出てきそうなものが多いです。アンティーク調のものであればインテリアとしてお部屋に飾っておくことで、お部屋の見栄えがよくなります。家に来たお友達にも自慢できそうですね。
点灯時間は2、3時間程度からなんと100時間を超えるものまで。充電方法は手動や太陽光発電、電池、USB充電等。1台購入しておけば災害時や停電時にも使えます。
キャンプ道具は揃ってますか?
キャンプグッズを揃えるならこちらの記事がオススメです。
冬のキャンプ、寝相の悪い子供には服装も工夫が必要

子供と寝ていて思うのは、寝相が悪いという事です。悪すぎます・・・。大の字になって眠り、寝返りも多いしベッドを移動します。ひどいときにはベッドから落ちたり、180度回転して頭と足が逆になっていることも。
冬のキャンプで、テントや車中で宿泊する場合は子供が布団からはみ出て風邪をひかないかが心配ですね。テントや車は家のようにきちんとした暖房設備もありませんし屋外の冷気が結構入ってきます。
そんな中、布団からはみ出してしまうと体調を崩して、次の日楽しめないことに。
寝相が悪い子にはスリーパーや腹巻を着せましょう。お腹を冷やさないということが一番重要です。私は以前、お腹を出して寝てしまい次の日ひどい腹痛に苦しみました(涙)。
服装ですが、冬はパジャマは必要ないと思っています。冬のキャンプは冷えるので夜中にトイレに行くことも考えられます。屋外のトイレだとパジャマでは寒いですし、翌朝着替えさせるのも面倒です。
ジーンズ等のゴワゴワした素材は寝にくいですが、ウエストがゴムの動き易いパンツであれば問題なく眠れます。
また、冬は服や毛布、厚手のマットやシュラフ等でただでさえ荷物が多くなるので余計な服は1枚でも減らした方がラクになります。
日中でも普通に過ごせるような服で眠り、翌日はそのまま過ごす方がラクでいいかと思います。
夜間の冷え対策は重要ですね。子供も大人も暖かくして過ごしましょう。
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冬のキャンプ、子供の靴は天候や場所を考えて

子供は本当によく動くので、道が濡れていようが雪が積もっていようがお構いなしです。雪や水たまりがあればそこは遊び場となってしまいます。
靴は基本的には、普段履き慣れている靴が動きやすく違和感がないでしょう。ただ、キャンプ場の状況によります。
雪が降りそう、雪が積もっている。地面がじめじめしている場合は要注意です。なぜなら、足が濡れると冷えて、最悪の場合は凍傷ということもありえます。

そういった場合はブーツや長靴が必要です。キッズ用なら2000~3000円程度で販売されておりますし、一足購入しておくと、普段の通園通学等で雨の日にも使えますので損はないでしょう。
地面に雪や湿気がある場合は靴下の代えも1、2枚多く持っていきましょう。
アウトドア、用途に合わせた靴選びはこちらが参考になります。
冬に子供と行きたいキャンプ場

子供と一緒の冬キャンプは楽しく安全に過ごしたいものです。いくら服装や道具を揃えても、場所の選定を間違えては楽しさは半減します。最適なキャンプ場とはどういった場所でしょうか。
冬の子供連れキャンプは設備が整っている所がいい
冬のキャンプといっても、必ずしも寒さに耐えて過酷な環境を乗り切る体験であるとはいえません。最近のキャンプ場は設備が整っている場所が多く、初心者や子供連れの方でも無理なく楽しめます。
温泉、電源、売店、レストラン、ゴミ捨て場、ランドリー、きれいなトイレ等が完備されている場所が多く、ホテル並みとはいかないまでもかなり不自由なく過ごせます。
キャンプを体験したい。でも寒かったり不潔、不便は嫌だという利用者の希望を見事に叶えてくれます。
子供連れキャンプは遊具がある所がいい
子供と一緒に行くキャンプ場はやはり遊具があるとありがたいですね。最近の子供は外で遊び慣れてない子が多く、外に連れて行っても何をしていいのかわからないといった状態になりがちですが、とりあえず遊具があれば喜びます。
それに遊具があるキャンプ場というのは、他にも子供連れの方が多いと思われますので、遠慮なく過ごせます。
◆THE FARM

千葉県香取市に位置するキャンプ場。この施設の特徴は何といっても設備が整っているということです。未経験者や子供連れでも全く心配いりません。温泉入り放題というのもポイントが高いですね。
◆清水公園 キャンプ場
千葉県野田市に位置するキャンプ場。この施設は子供向けアスレチックや迷路、動物ふれあいコーナー等があり1日いても飽きないそうです。
◆ケニーズ・ファミリー・ビレッジ/オートキャンプ場

埼玉県飯能市に位置するキャンプ場。バスケットやバドミントン、卓球が楽しめるスペースがあり、釣りもできます。25歳未満のみの団体は利用不可なのでほとんどが子供連れのファミリーです。子供が騒いでも遠慮なく過ごせます。
オススメのキャンプ場は他にもたくさん!ぴったりのキャンプ場を見つけてくださいね。
まとめ
- 気温の変化に注意して調節できる服を着せましょう。
- 汚れたり破れたりしても諦めのつく服を着せましょう。
- 火に注意して燃えにくい素材の服を選びましょう。
- 子供は寝相が悪いので就寝時は腹巻やスリーパーを利用しましょう。
- 靴は天候や場所を考えて選びましょう。
- 冬のファミリーキャンプにオススメのキャンプ場を紹介しました。
冬のキャンプは寒くて大変ですが、魅力がいっぱいです。感受性豊かな幼少期にそういった経験を積むことは、その後の人生にプラスに働きます!
工夫さえすれば、冬のキャンプも怖くありません。あなたも子供と楽しく冬のキャンプにチャレンジしてみませんか?
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