キャンプに行けば、地頭が良くなり、心身ともに健康になる物凄いメリットがあります。
そしてキャンプの居心地は道具で決まっちゃいます。
皆さんが素晴らしいキャンプを経験して、キャンプにしっかりハマれるように、優れた道具選びのコツとキャンプのメリットを徹底的に掘り下げました↓
テントで一晩を過ごす時って、いつもと違う非日常感でテンションがあがってしまいますよね。でも、次の日も楽しいことはたくさん待ってますので早く寝ましょう!ということで、ふかふかな寝袋の登場です。
そして、使い勝手の良い寝袋にはコンパクトさが求められるんです。運びやすいサイズになれば、色々な所へ持っていくことができるからです。
調べたところ、持ち運びが簡単にできる寝袋がたくさんあったのでご紹介しますね。
寝袋・シュラフの違いは?
寝袋とは、キャンプでミノムシみたいにくるまって眠るあの布団です。袋状の布団ということで寝袋といいます。
寝袋とシュラフって何が違うの?と疑問に思っている方って結構いると思うのですが、はっきりと言います。全く同じものです。
ドイツ語のシュラフザックという呼び名が少し略されて、シュラフという名前で呼ばれています。ちなみに、アメリカではスリーピングバッグと呼ぶんですよ。
携帯することができる寝具としてつくられているので、たたんで袋に押し込んで、小さくまとめることができます。
アウトドアで宿泊するときの必須アイテムですが、持っていく方法って人それぞれですよね。車だとそこそこのサイズになればOKな気がしますが、バイク、電車、自転車だと少しでも小さくなってほしいものです。
なので、今回はコンパクトさに焦点を当てて説明していきますね。
寝袋は、アウトドアの他に非常時や緊急時の布団としても使用できるので所有しておいて損はありません。
水や缶詰や乾パン、懐中電灯と合わせて用意しておくといざというときに安心です。
コンパクトな寝袋とは
コンパクトっていっても一体どれくらい小さくなるのかってイメージしにくいですよね。そこで寝袋の収納サイズを調べてきました。
楽天市場の売れ筋商品から収納サイズを確認
寝袋がどれくらいの大きさになるかの参考で、大手通販サイトの楽天市場で人気商品のサイズを確認してきました。
2018年にランキング1位にもなったこともあり、安くて手が出しやすい価格帯の寝袋です。まず、こちらの収納サイズを確認すると約26cm×44cmとのことです。下の写真を見てもらうとイメージが湧きやすいですね。
布団がこれくらいのサイズになると考えると、結構コンパクトです!この大きさなら、普通に持ち運びができますね。他の商品も見てみると、だいだい30cm~35cm×40cm~45cmというサイズが標準のようです。
次に、価格帯を上げて再度楽天市場で人気商品を確認してみましょう。
こちらはお値段が3万円ほどで、とりあえず所有を検討しているくらいの方は「こういう寝袋もあるんだなー。」と参考に見ていただける価格帯です。そして、サイズはぐんと小さくなり18cm×30cmになります。よく言われる例えがあるのですが、2lペットボトルと同じくらいの大きさです。
価格帯が上がると、さらにコンパクトなサイズになるみたいです。少しでも荷物の持つ量を減らしたい方にとって、このサイズ差は大きいです。
ぎゅーっと圧縮できるコンプレッションキャップ・バッグ
収納することで持ち運びできるサイズになる寝袋ですが、よりコンパクトになる凄い技が存在します。それは、コンプレッションキャップ・バッグという圧縮ができるアイテムです。
圧縮とは、空気を押し出してサイズを小さくする方法です。例えば、圧縮袋に入った布団を掃除機で吸うと、みるみる縮んでだいぶ小さくなりますよね。寝袋も、けっこう大きさが変わるんです。
こちらは、モンベルのコンプレッションキャップですが画像を見ると圧縮することによって全体的にかなり小さくなっているのがわかりますよね。荷物量を減らすことが重要な人にとってはマストアイテムです。
同じくモンベルが販売しているコンプレッションバッグです。コンプレッションキャップほどは小さくなりませんが、バックの中に入れて圧縮するだけなので簡単に寝袋のサイズを小さくすることができます。
寝袋を収納袋にいれないで、そのままコンプレッションバッグに入れて時間短縮をしている方もいます。手間なくある程度小さくなればいいや!という方はこちらのタイプがおすすめです。
寝袋に使用されている素材
高い寝袋と安い寝袋の違いは何かというと、それは中綿です。寝袋に使われている中綿は、大きく分けるとダウン素材と化学繊維素材の2種類あります。ダウン素材の方が高価で、化学繊維素材の方が安価です。
じゃあ、快適に寝るには値段が高いダウンにしておけば間違いないと思った方、ちょっと待ってください。
ダウンは気持ちよく寝るには最高の寝袋ですが、デリケートなのでメンテナンスをしっかりしないといけません。その点、化学繊維はダウンと比べると簡単な扱いで大丈夫なんです。
一度寝袋を買うと、しばらくはそれを使用することになります。使用環境や予算と相談して、自分に合った素材を選びましょう。
中綿が【化学繊維】
洋服でもおなじみの化学繊維ですが、天然繊維には劣る安いものと思っている方がいるかもしれません。しかし、化学繊維には色々な種類があり、日々進化しているので、性能はあなどれないんです。化学繊維には、メリットが何個もあります。
- ダウンと比べるととても安い
- 普通に洗濯をすることができる
- 濡れに強い
- 保管が楽チン
とりあえず寝袋を所有してみたい方、たまにしか使用しないかもなーという方との相性はとてもいいです。さらに価格は上がるんですが、保温性が高く軽量化された素材が何種類もあります。化学繊維で高スペックな寝袋も、たくさんあるんです。
ただし、ダウンと比べるとどうしても気になってしまうデメリットは
- 重量で大きさ差がでてしまう
- 収納サイズが大きくなってしまう
- 保温性で負けてしまう
- ふっくら感が敵わない
です。なので、収納力がある車でキャンプに行く場合は、ある程度コンパクトになれば問題ありません。春秋や夏場での使用がメインで、寒い時期は活動しないという方でしたら、化学繊維の寝袋を快適に使用できます。
中綿が【ダウン】
ダウンとは、水鳥の羽毛で綿毛のような形状のものをいいます。空気を多く含むので、保温性がとても優れている素材です。
羽根の形をしているのがフェザーです。そして、6.5cm未満のものをスモールフェザーといいます。フェザー素材は弾力性があり、ダウンより安値です。
そして、寝袋のダウンには、少しだけフェザーが混ぜられています。フェザーの比率が多いと、保温性は下がります。しかし、柔らかいダウンだけだと縮めた状態から膨らみにくいんです。そこを、フェザーの弾力性の力を借りて復元しやすくしています。
また、ダウンの品質や性能を表す数値として、フィルパワーという言葉がでてきます。
モンベルさんのハイスペックな寝袋の説明コーナーから、拝借してきました。これによると、6~700だと良質なダウン、8~1000だと高品質ダウンとなるみたいです。そして、フィルパワーがあるほど保温性が高くなります。
ダウン寝袋のメリットとしては
- 軽くて保温性がバツグン
- ふかふかで上質な寝心地
- 小さく収納することができる
と、いいことだらけです。寝袋を持ったまま長時間移動する方や、寒い時期も使用する方はダウンが適しています。
ただし、化学繊維と比べるとデメリットも何点かあります。
- 値段が高い
- 水に弱い
- しっかり保管しないとカビが生えてしまう
- 洗濯には特殊な洗剤が必要で手洗い
まず、値段が高くて価格が大幅に変わります。そして、濡れるとなかなか乾きません。なので、雨の日に適当な扱いをするのはNGです。湿気にも弱いので、湿度がある場所での保管は要注意となります。洗濯も、普通の洗濯物のようにはいきません。
つまり、化学繊維と比べると非常に手間がかかります。それでも、保温性と軽さを重視する方に選ばれる理由がダウンにはあるのです。
寝袋は封筒型とマミー型の2種類ある
寝袋は、封筒型とマミー型の2タイプあります。それぞれに利点があるので、自分の使い方に合ったものを選びましょう。
封筒型
名前の通り、封筒のような形をしているのでそう呼ばれています。
包まれながらも体周りに一定のスペースがあるので、普段の布団と使用感が似ています。低価格で販売されているものが多いので、手に入れやすいです。
暑くなってきたら、横についているファスナーを開けて温度調整が可能です。全開にして、封筒型から掛け布団のような状態にして使うこともできます。そして、丸洗いできる寝袋が多いので寝汗をかいても気軽に洗濯が可能です。
ただし、寒い時期は、冷たい空気が入ってきやすい構造なので保温性に不安がある場合があります。収納サイズは大きくて重くなりがちです。
暖かい時期を中心に、車移動でキャンプをする方に適した寝袋といえます。
マミー型
寝袋といえばこれでしょ!というミノムシのよう形をした寝袋が、マミー型です。マミーとは、ミイラを表すmummyからきているネーミングです。寝てる姿がまるで、ミイラのようだということでそう呼ばれていて、人形型ともいいます。
全身に密着して覆われるので、保温性がとても高いです。また、収納時にはコンパクトになりとても軽いので、携帯性に優れています。
封筒型と比べると、身動きがとりづらいので、窮屈さが気になる場合があります。値段は高めで、中綿ダウン素材であることが多いので、普段の扱いやメンテナンスには気を使います。
登山・ソロキャンプをする方や、バイクや自転車、交通機関の移動がメインの方など、持てる荷物が限られてる時におすすめの寝袋です。
使用する季節に合った寝袋を選ぼう
洋服や布団と同じように、寝袋も季節に合ったものを使いましょう。寝袋には、大きく分けて3タイプがあります。夏用、冬以外の3シーズン用、そして冬用です。
そして、寝袋には、使用温度目安が書いてあります。一般的には、そこからプラス5度位の気温での使用が推奨されています。表記に5度と書いてあれば、10度位の気温が使用目安です。
寝袋は、中綿の量で保温性が調整されています。中綿が多い方が、保温性は高くなります。夏に使用する寝袋の場合は、中綿が少なくっています。
中綿がダウン素材の場合は、ダウンとスモールフェザーの比率で保温性が変化します。ダウンとスモールフェザーの比率が、冬用は9:1程なのですが、夏用だと半々くらいの比率になります。
一番使いやすいのは春から秋にかけて使うことができる3シーズン用です。単純計算で、1年の4分の3に対応することできるので便利さはダントツです。冬でも、掛け布団などを使って防寒対策をすれば、ある程度は使用することができます。
寝袋選びに迷ったらこちらの記事もどうぞ。
コンパクトな寝袋【低価格:2選】
とりあえず寝袋を使ってみたいという方は、低価格帯で探してみましょう。通販サイトで検索すると、たくさん見つかります。安いからと言ってあなどってはいけません。価格以上の性能で、思っている以上にコンパクトになります。
ガレージコレクション 楽天市場店 封筒型寝袋
サイズ | 約 216×70cm |
収納サイズ | 約 26×44cm |
重量 | 約 1300g |
温度 | 耐寒温度 -4℃ 快適温度:25℃~8℃ |
1,980円という低価格ですが、軽くて暖かいことが特徴のホロファイバーが、中綿に使われていています。フルオープンにすると、敷き布団になるので便利です。圧縮袋付きなので、小さくして持ち運びや保管をすることができます。
White Seek マミー型寝袋
サイズ | 約 225×80cm |
収納サイズ | 約 27×37cm |
重量 | 約 1800g |
温度 | 耐寒温度 -15℃ 快適温度:0℃ |
冬に使える低価格なマミー型寝袋です。中綿の素材は、保温性に優れた、柔らかい肌触りの3Dファイバーです。外側には、破れにくいナイロンが使われていて、防水加工されています。コンパクトになりにくい冬用なのですが、持ち運び可能な大きさに収まります。
コンパクトな寝袋【夏場でも快適:3選】
夏場に使う寝袋には、ジッパーを開けて温度調整ができることが重要です。フルオープンにして、掛け布団のように使うこともあります。また、汗をかく時期なので洗濯が簡単にできることもポイントになります。暑い季節向きな寝袋の中綿は、少なめなので収納がしやすいです。
コールマン コージー C15
サイズ | 約 190×84cm |
収納サイズ | 約 φ18×42cm |
重量 | 約 1150g |
温度 | 快適温度:15℃以上 |
アメリカ発の知名度が高いアウトドアブランド・コールマンの夏用の寝袋です。夏用は中綿の使用量が少なめなので、低価格でしかもコンパクトになります。中綿には、ポリエステルが使用され、起毛仕上げとなっています。
ロゴス 丸洗いスランバーシュラフ・2
サイズ | 約 190×80cm |
収納サイズ | 約 27×27×38cm |
重量 | 約 1800g |
温度 | 適正温度目安:2℃まで |
ロゴスの、夏はもちろん他の季節にも使うことができる封筒型の寝袋です。中綿には、マカロニのような形状をしたポリエステル繊維が使われることにより、保温性と軽さが両立しています。大きい洗濯機で洗えるので、清潔さを保つことができます。
イスカ ウルトラライト
サイズ | 202×80cm |
収納サイズ | φ12.5×22cm |
重量 | 600g |
温度 | 最低使用温度:10℃ |
シュラフ専門メーカー・イスカの夏用のとっても軽いマミー型寝袋です。非常に軽くてコンパクトになるので、どんな場所でも気軽に持ち運びできます。強度と耐久性に優れたコーデュラという素材が使われているので、丈夫さも備わっています。
コンパクトな寝袋【3シーズン対応:3選】
季節を選ばずに、気持ちよく寝ることができる3シーズン対応寝袋です。目安として寝袋のスペックにある「限界使用温度」が、-5度~5度のものが対応力が高いです。掛け布団などで工夫すれば、寒い時期にもある程度対応できます。
ナンガ ダウンバッグ350STD
サイズ | 203×80cm |
収納サイズ | φ18×29cm |
重量 | 890g |
温度 | 下限温度:-4℃ |
日本製にこだわる寝袋メーカー、ナンガのコスパに優れたシリーズです。中綿には、650フィルパワーのホワイトダックスダウンが使用されています。生地には、強いナイロンが採用されているので耐久性があります。軽くて使い勝手がいい高性能な寝袋です。
イスカ アルファライト 700X
最大長 | 203×81cm |
収納サイズ | φ19×35cm |
重量 | 1360g |
温度 | 最低使用温度:-6℃ |
イスカの3シーズンモデルの寝袋で、中綿には化学繊維が使われています。マイクロライトという独自の保温材と瓦ぶき構造によって、保温性と収納性が両立しています。2段階式で簡単に収納できる、シリコンスタッフバッグがついてきます。
モンベル アルパインダウンハガー800 #3
適応身長 | 183cmまで |
収納サイズ | φ13×26cm |
重量 | 548g※(573g) |
温度 | 耐寒温度:0℃ 快適温度:5℃ |
※()内はスタッフバッグ分を足した総重量
日本のアウトドアブランド・モンベルの超軽量タイプの寝袋です。800フィルパワーのEXダウンが使われているので、驚きの軽さが実現しています。付属品として、コンプレッション付きのスタッフバッグがつくので非常にコンパクトになります。
コンパクトな寝袋【寒い冬でもあったか:3選】
凍えそうな寒い冬に重要な性能は、なんといっても保温性です。体に密着して外気との壁をつくって熱を逃さない、高性能な寝袋が必要です。こんなときは、ダウン素材が大活躍です。お値段は高めですが、紹介している寝袋はすべてがとてもコンパクトになります。
イスカ エア 630EX
最大長 | 80×213cm |
収納サイズ | φ20×34cm |
重量 | 1020g |
温度 | 耐寒温度:-15度 |
イスカの、冬山や冬キャンプに使用できる軽量寝袋です。最低使用温度は-15℃と、かなりの寒い場所でも使用できる性能です。800フィルパワーの最高品質のホワイトグースダウンが使用されていることにより、あたたかさと軽さが両立しています。
モンベル ダウンハガー800 #2
適応身長 | 183cmまで |
収納サイズ | φ16×32cm |
重量 | 735g(765g) |
温度 | 耐寒温度:-6度 快適温度:0℃ |
※()内はスタッフバッグ分を足した総重量
モンベルの軽量でストレッチ性があるマミー型寝袋です。EXダウンが使われていて、軽くて保温性があるので快適に使用できます。コンプレッション機能がついたスタッフバッグが付属するので、圧縮してコンパクトにすることが可能です。
ナンガ オーロラライト600DX
最大長 | 80×210cm(身長178cmまで) |
収納サイズ | φ17×31cm |
重量 | 約1050g |
温度 | 耐寒温度:-11℃ 快適温度:-4℃ |
ナンガのフラッグシップモデル、オーロラライトDXです。中綿素材には、高品質な760フィルパワーのヨーロピアンダックダウンが使われています。保温性もちろん、軽さに関してもいうことなしの寝袋です。DXとは別にSPDXという最上級ダウンが使われてるタイプもあります。
キッズ用を選ぶならこちらの記事をどうぞ。
キャンプに必要なグッズ選びに迷ったらこちらの記事をどうぞ。
アウトレットには意外な掘り出し物があるかもしれませんね。
まとめ
- 自分の使用条件に合わせたコンパクトサイズの寝袋を選ぼう
- 中綿に使われている素材は、化学繊維とダウンの2種類ある
- 寝袋には、暖かい季節向きの封筒型と、寒さに強いマミー型がある
- 寝袋には、夏用・3シーズン用・冬用の3タイプある
- 低価格でも、性能と収納面に優れた寝袋がある
- 夏用は、使用されている中綿が少なめでコンパクトになりやすい
- 3シーズン用は、季節を選ばずに使用することができる
- 寒い時期には、保温性、収納性に優れたダウン素材が用いられている
快適に使える寝袋には、ぐっすりと寝ることができる保温性や通気性と、持ち運びが気軽にできることの2点が備わっています。寝心地と収納力、どちらもバツグンの寝袋が見つかってしまえば、もう怖いものなしです。どこにでもいけて、どこでも寝れます。
ぜひ、お気に入りのコンパクトな寝袋と一緒にいろいろな所へ出かけましょう!
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